2025年 深圳LEDサイネージ展示会がすごかった:曲がる・うねる・動く・表現力が止まらない!

世界のLEDビジョンの約8割を手がけているとも言われる中国。その最前線を肌で感じようと、進化が止まらない現地のデジタルサイネージ展示会を見てきました。
まず、深センの空気感から
今回も変わらず、いや、むしろ前回以上に深センはスピード感に満ち、街全体がエネルギーに溢れていました。
訪問した提携企業は軒並み移転・拡張していて、新工場での生産力や開発体制を一段と強化。産業全体が“拡張モード”に入っているのを肌で感じました。
LEDビジョンも高輝度・省エネモデルの普及、そして価格帯も低価格帯が増えてきたような感じも見受け
これまで“高嶺の花”だった製品も、より多くのユーザーに届くフェーズに入ってきています。
ソーラーパネルや充電式モデルなど新たな技術も続々登場し、「数年後にはまた景色が変わる」と確信させられる内容でした。
中国では、透過タイプ・軟質タイプ・キューブ型など、それぞれのサイネージに特化した専門工場が数多くあります。
当社でも現在、そうした分野ごとの強みを持つ5社の工場と提携しており、今回の訪問ではそれぞれの工場と定期的な打ち合わせも実施しました。
今回はフレキシブルタイプの専門工場とキューブ型の専門工場の訪問も展示会と併せてご紹介します。
LEDサイネージの製作スタッフと協議も実施
提携先の現地スタッフとは、今後の製品改善、納期短縮、新商品の試作などについて直接ディスカッション。
「PSE対応」など日本向け仕様への仕様は必須、輸入〜設置までの納期トラブルや品質管理の仕組みも大分出来上がってきました。。
現地でのやり取りには、当社中国人スタッフがフルサポート。
お互いの文化や技術背景を理解した上での“二人三脚”だからこそ、継続的な改善が可能になることを再確認しました。
日本にいる時には、当社の中国人スタッフと言い合っているように見える場面もありますが、実際はとてもウェルカムで親切。こちらの要望にも熱意をもって応えてくれる方ばかりです。製品の質だけでなく、出荷対応やアフターサポートの面でも、年々クオリティが着実に向上していると感じます。


LEDビジョン、フレキシブルタイプ工場見学(※工場内は撮影禁止)
今回訪問したうちの1社、軟質タイプの製造工場では、次のような印象を受けました
- 高速・高精度の装着ラインが複数稼働しており、工程ごとに分業体制が確立
- 自動化一辺倒ではなく、人の手による微調整や配線も多く、品質にこだわる姿勢が伝わる
特に印象的だったのが、品質管理体制の徹底。
キズ、発光ムラ、耐久テスト、色温度のばらつき検査まで…かなり細かくチェックされており、専用検査室も完備されています。
作業スタッフの集中力と手際の良さが際立っていて、「幹部スタッフの熱意、対応のスピード感はやっぱり中国だな」と感じさせられました。
キューブ型サイネージを専門に扱う工場
当社でもキューブ型サイネージは人気があるので、こちらのキューブを専門に扱う工場とはお互いによく行き来します
立体構造に対応した専用フレームの組立工程や、メンテナンスなどの改善点を話し合い。実際に開発中のキューブ型ビジョンも確認し、耐久性や発光テストの様子まで細かくチェックでき今後の案件にも活かせる内容でした。






ledサイネージ展示会視察
2月に開催されたサイン&ledビジョン展示会では、看板関連の展示会と同時開催されており、サイネージだけでなく立体文字や装飾素材など、幅広いジャンルが一堂に集まっていました。
1日半かけてじっくり視察する中で、「フレキシブルLEDビジョン」をはじめとする空間演出の新たな可能性を多く感じました。今回はそのフレキシブルLEDを中心に、映像演出や注目のデジタルサイネージもあわせてご紹介します。
以前なら「面白いけど高すぎる…」という製品も、いまでは“導入を考えてもいいかも”という価格帯まで下がってきています。
ツリー型のフレキシブルLEDサイネージ
LEDでここまでやる!?と思わず二度見した、ツリー型のLEDビジョン。ちゃんと立体になってて、映像がツリーの面ごとに滑らかに切り替わるから、見てるだけでちょっとワクワクします。
見た目のインパクトは抜群だけど、実は映像制作が大変。角度や面がバラバラだから、普通の映像じゃうまく表示できないことも


キノコ型にカーブしたそのフォルムのフレキシブルLED。
これ、どこに使うの!?って思うくらい、まるでアート。お店の天井とか、エントランスの壁にあったら、誰でも「おっ」てなるけどさの先は??。


半円形の内側にびっしり貼られたフレキシブルLEDヴィジョン
まさかのゲーミングディスプレイ化!視界ぜんぶが映像に包まれて、まるでその中に入り込んだような感覚。モジュールは曲面対応だから、こんな大胆なR曲げも可能。体験型展示やVR空間、未来のアミューズメント空間にかなり使えそうです。


動く球体型LEDビジョン
分割されたパネルがウィーンと可動しながらロゴが浮かび上がる演出、SF映画の世界。インパクトは抜群だけど…有名メーカーのロゴを勝手に表示しちゃってるのでは??商用ならちゃんと確認が必要ですね。


層ごとに独立して回転するこのリング型LEDサイネージ
正直「これ、何に使うんだろ…?」って思わず笑っちゃいました。でも、動きと映像の連動がめちゃくちゃ滑らかで、技術力の高さはひしひしと伝わる。用途は謎だけど、「作れますけど何か?」っていう自信満々な展示、嫌いじゃないです。


全部LEDでできた球体ビジョン
それぞれ違うデザインが映し出されていく、1970年W杯モデルからバスケットボールまで。
「ただのディスプレイじゃ物足りない」って時に、これ一個あるだけで場の空気がガラッと変わりますよ。
展示会、スポーツイベント、テーマパーク系にもめちゃ相性よさそうです。






飲料缶型のフレシキブルledヴィジョン
こちらは、まさかの“レモン缶”がLEDビジョンになった一台!飲料缶そっくりのフォルムに、リアルな炭酸の泡まで再現された映像が流れていたり、通る人みんなが二度見してました。
これ、ただの看板じゃなくて、しっかり映像が動いてるのがポイント。商品プロモーションやイベントのフォトスポットに置いたら、間違いなく「撮られる側」になる主役アイテムです。
こういう遊び心のあるサイネージ、ブランドの印象に残る力がすごい。形が缶でも瓶でも、イツキサイネージでご相談OKです
飲料水ボトル型”LEDビジョン
これは完全に目を引く一本。まさかの“飲料水ボトル型”LEDビジョンです。形そのものが商品だから、映像を流せばもう広告と一体化。遠くからでも「あ、なんかある!」って視線が集まります。
しかも全体がちゃんと発光&映像対応してるから、新商品プロモとかPOP UPイベント、ブランド体験ブースにもぴったり。
こういう“形そのものがメッセージ”になるサイネージ、今後もっと注目されそうです。
ただの映像じゃない。“踊るLEDビジョン”が人を止める


自立式で回転するLEDビジョン
ディスプレイ自体が変形しながら動く、まさに視線を奪う演出装置。360度どこからでも目立ち、唯一無二の存在感を放ちます。確かに高額ではありますが、その分、他にはない圧倒的なインパクトで話題性と集客力を一気に引き上げたい方にぴったりです。
LEDビジョンがウェーブしたりもはや“動く画面”どころか“踊る壁
映像と連動して、LEDモジュールがウェーブ状にうねったり、特定のポイントだけが動いたり…
映像に合わせてLEDモジュールが前後に動く、次世代型のLEDビジョン。動きと映像が連動することで、見る人の感覚を刺激し、まるでその場に演出が飛び出してくるような没入感を実現します。
3D映像×LEDサイネージで魅せる、フラット空間の新演出
大画面でL字型形状を活かした3D演出に目が行きがちですが、このLEDビジョンのすごいところは、むしろ“フラットな壁面”でも魅せられること。厚みわずか80mmの本体を部分的に組み合わせ、3D映像で奥行きや立体感を自在に表現。店内の限られた空間でも、驚きと没入感を演出できます。控えめなのに目立つ、ちょっと大人なサイン演出です。


AIでイラスト化!動きに反応する体験型サイネージ
カメラが目の前の人を読み込み、AIが瞬時にイラスト化。動きに合わせて、その“自分イラスト”がリアルタイムで動くサイネージです。大人も子どもも思わず笑顔になる、参加型の映像体験。見るだけじゃなく「映る楽しさ」をプラスすることで、イベントや店頭の空間が一気にインタラクティブに。話題性・集客力ともに抜群の、次世代型コンテンツです。
他にも印象に残ったポイント
- サイコロ型のキューブLEDサイン:目を引くデザインでホテルや商業施設向けに人気上昇中
- ロール型・床置き型:演出の幅が広がり、価格も以前より現実的に
- p1.25mmの大型高精細モデル:屋内屋外での高解像度表現が可能に
- 透過タイプサイネージ:ガラス面に設置可能(ショーウィンドウや間仕切りなど)
まとめ:今、LEDビジョンは“もっと身近な選択肢”になりつつある
今回の視察で強く感じたのは、LEDビジョンが単なる「広告装置」ではなく、
“ブランド演出”や“空間体験”を形にするツールへと進化しているということです。
- ソーラー・充電式モデルの開発
- 価格帯の現実化
- 変形・応用タイプの使いやすさ向上
- AIなど次世代技術との融合
もはや「高性能=高価格」ではなく、「どう使えば一番効果的か?」が重要な時代。
だからこそ、どんな場所で・どんな目的で導入するのかを、一緒に考えることが大切です。
イツキサイネージでは、屋外から店内、イベント演出から体験型コンテンツまで、
LEDビジョンのことなら何でもご紹介できます。気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。

