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ledサイネージ 曲面タイプとは?屋内空間を彩る新しいサイネージの形

最近、駅ナカや商業施設などで目にするようになった「曲面型LEDサイネージ」。従来のまっすぐなスクリーンとは違い、円形やカーブした形で空間にフィットするのが特徴です。

そんな「ledビジョン 曲面タイプ」について、種類や費用、活用方法までわかりやすく解説していきます。導入を検討している方も、まだイメージがわかないという方も、参考にしていただければ幸いです。

目次

曲面型LEDサイネージとは

曲面型LEDサイネージとは、ディスプレイ自体が曲げられる柔らかい素材でできているLEDビジョンのことです。通常の硬いパネルとは異なり、シリコン素材をベースにした「フレキシブルLED」が使われており、自由な形に曲げて設置できるのが最大の魅力です。

例えば、柱に巻きつける「円柱型」、天井に吊るす「リング型」、さらには地球のような「球体型」、飲料水型など、設置場所や目的に応じてデザインの幅が広がります。

シリコン素材の柔軟性を活かした構造

フレキシブルLEDは、基盤がシリコンや特殊な樹脂素材で作られているため、折り曲げやすく、多少の湾曲にも対応できます。これにより、既存の柱や曲線のある壁面にもフィットする構造が可能です。施工時もパーツを重ねて配置できるため、大がかりな工事を避けられるケースもあります。

屋内利用が主流になっている理由

曲面型は軽くて繊細な構造のため、雨や風の影響が大きい屋外よりも、空調管理された屋内での使用が向いています。また、屋内の空間演出において「柔らかさ」や「包み込むようなデザイン」が求められる場面が多く、円形やカーブが映えることで利用ニーズが高まっています。

初期費用 価格

曲面型LEDサイネージの価格は、使用するパネルのピッチ(LEDの密度)やサイズ、設置環境によって変わってきます。目安としては、以下のようになります。

  • 屋内用ピッチ2.5mm前後:1平方メートルあたり25万円~35万円程度
  • 屋内用ピッチ1.9mm以下:1平方メートルあたり35万円~50万円程度

また、以下のような費用も考慮しておく必要があります。

  • 設置工事費(現場の条件により大きく変動)
  • コンテンツ制作費(動画など)
  • コントローラーや配線などの機材費

曲面タイプはフレキシブル素材である分、平面パネルよりも割高にはなりますが、空間演出や視認性の高さを考えると、それに見合う価値があります。

曲面型LEDサイネージの種類

一口に「曲面」と言っても、その形状や使用目的に応じてさまざまな種類があります。ここでは代表的なタイプをご紹介します。

フレキシブルLEDだからできる円柱タイプ

柱に巻き付けるように設置されるタイプ。駅やイベント会場、ショッピングセンターなどの構造物を活かした広告展開にぴったりです。

フレキシブルLEDタイプのリング型・天井吊りタイプ

天井から吊るして360度の映像を表示できるタイプ。展示会や大規模イベントで、来場者の目を引くインパクトある演出が可能です。

LEDサイネージの、曲面タイプの球体型や半円型

地球儀のような球体型LEDは、360度すべての方向に映像を映し出すことができ、環境問題や宇宙などをテーマにした展示と相性が良く、美術館や企業ショールームでの活用方法があります。一方で、スペースや設置条件に制限がある場合には「半円型」もおすすめです。たとえば壁面に設置した半円型LEDに、ブランドのロゴアニメーションや世界地図の映像を流すことで、限られた空間でも奥行きを感じさせる演出が可能になります。映像によって情報を伝えるだけでなく、エントランスなどの空間の印象づけにも一役買います。

飲料水型・カスタム形状

飲料水のパッケージを模したボトル型など、プロモーションに特化した形状も可能です。ブランドとの連動性が高く、キャンペーンなどに活用されています。

LEDサイネージ触れ式プルタイプ、飲料水型

曲面型LEDサイネージQ&A

Q1:屋内と屋外、どちらで使われることが多い?

屋内での使用が中心です。理由としては、曲面パネルは軽量かつ柔らかいため、風や雨の影響を受けやすく、屋外設置には向いていないからです。ショッピングモールや展示場、ホテルなどの空調管理された環境での活用が主です。

Q2:メンテナンスはどうすれば良い?

定期的な電源チェックと表示確認が基本です。フレキシブルタイプは曲がる反面LED素子のドット欠けなど、取り扱いには多少注意が必要です。特に人が触れる場所に設置する場合は、物理的な損傷を避ける工夫が大切です。

Q3:映像の解像度はどうですか?

ピッチが細かいタイプを選べば、非常にきれいな表示が可能です。ピッチ1.875mmや1.56mmなどの高精細タイプであれば、近距離でも文字や映像がくっきり見えます。

Q4:設置にはどのくらいの時間がかかる?

内容にもよりますが、小規模な設置であれば1日~2日程度、大規模な天井吊りタイプや柱巻き付け型の場合は、数日~1週間程度かかることもあります。現場の状況に応じて、事前の現地調査と打ち合わせが重要です。

曲面型LEDサイネージ活用方法

曲面型LEDサイネージは、単なる「映像表示」だけではなく、ブランドの世界観や空間の演出に大きな影響を与えます。以下に、活用事例をいくつかご紹介します。

①商業施設でのプロモーション

たとえばショッピングモールの入口にある柱に、円柱型の曲面LEDサイネージを巻き付けることで、春の新作フェアやバレンタイン、ハロウィンなどの季節キャンペーンを映像で鮮やかに演出できます。360度どこから見ても映像が流れているため、通行人のどの方向からでも視認性が高く、足を止めてもらいやすくなります。特に、映像と音を組み合わせれば、ブランドの世界観を効果的に伝えるプロモーションが可能です。

②展示会や企業ブースでの演出

来場者の足を止めるには、インパクトのある映像演出が欠かせません。球体やリング型のサイネージは話題性も高く、SNS映えも狙えます。

③ホテルや空港のインフォメーション

曲面タイプのやさしいラインは、空間に自然に溶け込みます。案内表示やイベント情報など、見た目も美しく、わかりやすい情報提供が可能です。

④美術館や公共施設での演出

たとえば、博物館の常設展示で「地球環境の変化」をテーマにした空間に、球体型の曲面LEDを地球儀のように設置し、移り変わる気候や大気の流れを映像で表現すれば、来場者はその世界に包み込まれるような感覚を味わえます。従来のパネル解説では伝えきれなかった“空気感”や“時間の流れ”を、映像の動きで表現することで、感覚に訴える新しい展示体験が生まれます。 また、美術館ではリング型のLEDを天井から吊るし、抽象的なアート映像や光の模様を静かに投影することで、空間そのものがインスタレーション作品のように変化し、訪れる人の感性に柔らかく響く幻想的な空気をつくり出します。

まとめ

「ledビジョン 曲面タイプ」は、ただの映像装置ではありません。空間の雰囲気を変え、人の動きを引きつけ、情報やブランドの魅力をより深く伝える力を持っています。

見た目のデザインだけでなく、軽量・設置しやすさ、柔軟なサイズ展開など、技術的な進化によって導入しやすくなってきている今こそ、検討のタイミングかもしれません。

もし導入について気になる点があれば、ぜひ私たちイツキサイネージにお気軽にご相談ください。

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