デジタルサイネージ：そもそも液晶とLEDビジョン、何が違うの？

よく混同される「液晶モニター」と「LEDビジョン」

液晶とLED、どちらも「光る画面」のデジタルサイネージですが、根本的に構造が違います。

液晶モニターは、テレビやパソコンの画面と同じで、液晶パネルの背面に設置されたバックライト（光源）によって映像を表示します。液晶そのものは発光しないため、後ろからの光が必要不可欠で、これにより私たちは鮮やかな画像や映像を見ることができるのです。また、モニターの外枠にはしっかりとしたフレームが取り付けられており、液晶パネルを保護しています。

一方、LEDビジョンは、画面自体が小さなLED（発光ダイオード）の集合体。
つまり、「光る粒の集まり」で画をつくっていて、そのため、パッと見たときの鮮やかさや光の強さが段違い。特に外の明るい場所では、この違いがハッキリ出ます。

画面の構造・光の出し方・表示方式の違い

液晶：
・光源（バックライト）→液晶パネル→画像表示
・黒がやや白っぽく見えることも
・視野角が狭めで、正面から見るのが前提

LEDビジョン：
・RGBのLEDが直接光を発して画像を形成
・屋外対応の明るさで視認性バツグン
・サイズや形が自由に作れる

この構造の違いが、あとで出てくる「耐久性」「メンテナンス性」「コスト」にも影響してきます。

「見え方」でこんなに違う！実際の比較ポイント3選

明るさと視認性（昼間の屋外でも見えるのは？）

「昼間の屋外でもちゃんと見えるか」は、サイネージ選びでとても重要。
液晶モニターは直射日光が当たると、どうしても画面が白く飛んだり、反射で見づらくなるんです。（屋外用もあるが屋内用の５倍以上の価格）

その点、LEDビジョンは自発光。しかも、超高輝度。
太陽の下でもしっかり見えて、遠くからでも目に飛び込んできます。

私たちイツキサイネージでも、「昼間でも文字が読めるようにしたい」というご相談をたくさんいただきますが、屋外での使用なら断然LEDビジョンをおすすめしています。

サイズと柔軟性（カスタム対応や設置形状）

液晶モニターはあらかじめ決まったサイズで四角形が基本。
「もう少し大きければ…」「この柱に巻きつけるようにできたら…」という要望には、あまり応えられません。

それに比べてLEDビジョンは、パネルを自由に組み合わせて拡張できるのが最大の強み。
L字型に設置したり、カーブさせたり、大きさもデザインも自在です。

「他と違う見せ方がしたい」という方には、間違いなくLEDがぴったりです。

耐久性とメンテナンス性（屋外利用に強いのは？）

液晶はもともと屋内用の設計が基本。防水・防塵性が弱く、長時間使うと画面が焼き付いたり、壊れやすくなることもあります。

一方LEDビジョンは、屋外用として設計された防水仕様のモデルも豊富。
しかも構造がシンプルなので、メンテナンスもしやすく、長く安心して使えます。

「風雨にさらされる場所に設置したい」ときや、「電源を入れっぱなしで使う予定」なら、LEDの方が圧倒的に安心です。

「液晶の方が安い」は本当？コスト構造と落とし穴

初期費用だけでなく「トータルコスト」で考えると？

屋内用の液晶モニターは、一見すると初期費用が抑えられていて、コスト的にお得に見えることが多いんです。

でも、ここで注意したいのが「屋内用は安価だが屋外用は高価」なんです。実は、液晶モニターは屋外での使用にはあまり向いていない機種が多く、使用するには専用の防水ケースや日よけの設置が必要だったり、定期的な修理や交換も発生しやすいんです。

さらに、屋外対応の液晶モニターはLEDビジョンよりも高価なことが多く、コストを抑えようと低輝度な安価なものを選んでしまうと、今度は日中の視認性が低くなって、せっかくの広告が見てもらえない…なんてことも。結果的に「安く買って損をする」パターンに陥る可能性があります。

特に多いのが、屋内に設置して屋外に表示する場合、太陽光に負けない明るさが必要なので、屋内でも屋外用のサイネージが必要になります。

高額な商品はレンタルや補助金活用で変わる導入ハードル

「でも、どっちもやっぱり高いんでしょう？」というお声、よくわかります。
実は、サイネージの導入には補助金制度を活用するという手があります。

他にも、レンタルでイベントや短期利用であれば、1日〜数日単位のレンタルが可能。
常設型でも、地域によっては小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金が使えるケースも。

私たちは、こうした補助金申請のサポートや、最小構成でのコストダウン提案も行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

実は“店舗”と“イベント”で最適解は違う？

飲食店など店内の比較的小型なら液晶モニターが向いている理由

毎日長時間、人の目に触れ続ける店舗のサイネージ。
たとえば飲食店のように「昼も夜も人通りが多い場所」にとって、看板やモニターは一種の営業スタッフです。

屋内の液晶モニターなら、
・昼間でもはっきり見える
・映像やアニメーションでも奇麗で滑らかな表示ができる

といったメリットがあり、通行人の注意を自然と引き寄せる力があります。

看板では伝えきれない魅力を「動く映像で伝えたい」という理由から液晶サイネージを導入される飲食店様が増えています。

短期イベントなら液晶よりLEDが選ばれる場面とは

一方、地域の祭りや商業施設のキャンペーンなど、数日間だけ使うようなイベント用途では、LEDのレンタル利用が増えています。

その理由は…

・設営・撤収が簡単（組み立て式）
・遠目からでも目立つため、導線づくりや誘導に強い
・屋外でも使えて、天気の心配が少ない

「イベント当日、液晶が見えにくくて失敗した…」という声もよく聞きます。
短期間の利用でも、LEDの**“派手さ”と“安心感”**が選ばれる理由なんですね。

LED導入で集客はどう変わる？実際の活用事例を紹介

例① 飲食店舗での液晶モニター（デジタルサイネージ）の使用例

東京都内でイタリアンレストラン。
「商業施設内、昼間は全然目立たないんですよね…」という悩みから、液晶サイネージを検討されました。

導入したのは、店内に設置した縦長タイプのスタンド型液晶サイネージ。ランチタイムにはメニュー動画、夜には雰囲気のある演出映像を流しています。

結果はというと、「看板を見て来店した人が増えた」と、手応えを感じているとのこと。

例② 展示会でのLEDビジョンの使用例

ビックサイトでのイベントでの導入事例。
3日間のイベントにLEDビジョンをレンタル設置しました。

東京ビックサイト東ホールで行われた「住まい・建築・不動産の総合展」へブース出展した建設会社様へLEDビジョンを貸し出し（レンタル）させて頂きました、

プロモーション映像を流したところ、通行人の足が止まり、ブースへの来訪者が例年の1.4倍に。

また、「大型ビジョンで見ると、会社の魅力も伝わりやすい」と好評でした。短期でもしっかり成果が出るのが、LEDビジョンの強みです。

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あなたの店舗や現場に最適なのはどっち？

判断基準チェックリスト

どちらを選べばいいか迷っている方のために、簡単なチェックリストを用意しました。

質問	YESなら…
昼間の屋外でしっかり見せたい	LEDがおすすめ
形やサイズを自由にしたい	LEDが向いています
予算は限られているが、短期間だけ使いたい	LEDレンタルも視野に
室内の限定された空間で使う予定	液晶でもOK
できるだけ初期費用を抑えたい	液晶が候補になります
小さめの画面で文字も映したい	液晶がおすすめです

どちらにもメリットがありますが、**「何を重視したいか」**によって最適解は変わります。

迷ったら相談できる無料サポートも

「選び方がわからない」「設置場所に合うか不安」
そんなときは、私たちにお気軽にご相談ください。

専門スタッフが用途・ご予算・設置条件をヒアリングしながら、最適なご提案を無料で行っています。
過去事例も交えて、納得いただけるよう丁寧にお伝えします。

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まとめ：液晶とLED、ちゃんと比べて選ぶと後悔しません

「液晶の方が安いし手軽そう」と感じている方も多いと思います。
でも、昼間の見え方・設置の自由度・耐久性・集客効果を総合して考えると、LEDビジョンのほうが向いているケースもたくさんあるんです。

LEDは高い？扱いが難しそう？
そんな不安を解消するサポート体制も、私たちイツキサイネージには整っています。

「自分の店にはどちらが合ってる？」と感じた方へ
LEDビジョンと液晶モニターの違いをふまえて、設置場所や目的に合わせた無料相談を行っています。
「まずは比較検討から」という方も大歓迎です。活用事例を交えて、わかりやすくご提案いたします。