デジタルサイネージの最先端「中国深セン」で見たLEDビジョンをレポート【2023年】

当社イツキサイネージでは、常に最先端のデジタルサイネージ事情を把握し、お客様にご提供できる可能性を広げるためにもLEDビジョンの最先端を走る中国深センと提携し、当社の中国人スタッフが先頭に立ち常に情報交換、加えて改善依頼など連携しています。

今回2023年7月に中国へ渡り視察してまいりました。
コロナ明け約3年半ぶりの視察となりました。

岡村社長

中国深センで見たデジタルサイネージの最新事情を、こちらのコラムにまとめましたのでご参考にどうぞ。

目次

世界中のLEDによるデジタルサイネージの80%は中国の深セン(しんせん)で制作している

中国の深センは世界中のLEDサイネージの80%を製作していると言われるほどのLEDビジョン先進国です。

当然、街中でも日本と比較にならないくらい、大型で多様なLEDサイネージが設置されています。

ただ、その反面、品質の差が激しいのも中国。
日本向けに販売できるのはLEDビジョン製品の2割程度とも言われています。

これは中国との連携や、現場作業からLEDビジョンの仕組み・構造を理解することにより、販売・施工業者である私たちの目利きも重要です。

中国で見た最新のデジタルサイネージSIGNCHINA 深セン

2023年7月に開催された中国深センのデジタルサイネージ会場(正面写真)

2023年7月18日に開催された深センの大規模な展示会にも足を運びましたので、その様子をご紹介します。

2023年7月に開催された中国深センのデジタルサイネージ会場内の様子

大きな会場で開催されました。

出展企業は約350社
LEDサイネージは200社ほどで、残りは液晶ディスプレイや音響、舞台装置などを取り扱う企業です。

シースルータイプ/床用LEDビジョン

当社展示会場(ラボリ)にもあるシースルータイプ
床用LED、まだ需要は少ないが日本でもおなじみです。

シースルータイプ床用LED(2023年7月中国深セン、デジタルサイネージ会場内)

立体的な吊り下げ型LEDビジョン

長方形、吊り下げ立体LEDビジョン(2023年7月中国深セン、デジタルサイネージ会場内)

イルミネーションを少しスマートにした吊り下げLED
立体的な映像が流れるタイプで日本にはまだありません。

壁面設置のLEDビジョン

日本でも一番多い壁面LEDビジョン
周りにLED照明廻すだけでも高級感が出ます。

壁面LEDビジョン(2023年7月中国深セン、デジタルサイネージ会場内)

シースルータイプの滝が流れるLEDビジョン(動画)

シースルータイプはインパクトあり目を引きます。
シースルーをどう活かすのか?!映像が重要になります。

  • 再生すると動画が流れます(9秒/無音)

シリコン製、形状が自由なLEDビジョン(動画)

形状が自由になるシリコン系のリングタイプ
シリコン系は高額です。
動画の地球はφ1.500円型、インパクトはあるが高額なので現状は需要は少ないです。

  • 再生すると動画が流れます(29秒/無音)

湾曲した壺型LEDビジョン

壺型のLEDビジョン(2023年7月中国深セン、デジタルサイネージ会場内)

壺など湾曲している形状にもLEDビジョンによるデジタルサイネージが可能です。
しかし手間暇凄いです。

3分割で回転するLEDビジョン(動画)

ポール看板が3分割で個々に回転するタイプのLEDビジョン

こちらもインパクトがありますが、導入には1.000万越え
小型から大型まで3 種類くらい展示あり、限られた企業でしか購入できないような費用ですが、高い広告効果が見込めるでしょう。

  • 再生すると動画が流れます(57秒/無音)

LEDビジョンの素材の軽量化と構造の変化

昨今の主流はアルミになり軽量化が進んでいます。

4年前の三分の一程度の重量、熱伝達なども和らぎ熱がこもらいない仕組みができており、トランスの負担が軽減され寿命も延びています。

LEDビジョンは比較的重いので大型になればなるほど設置場所の強度が必要になり、壁なら取付金物やアンカー工事が高額で、自立式だと基礎工事で費用は高額になっておりました。

現在は軽量化で500角ぐらいのパネルでしたら9k前後10センチ位の厚みが主流になり、設置費用も以前の半値程度になりました。

維持費など設置後のコストも抑えられるように。

構造も以前はパーツ全交換などもありましたが、多くのLED商品が部分交換で対応できるため、維持費にかかるコストも抑えられます。

とは言いましても修理に関しては販売店の対応差が激しい現状もございます。
購入する際は故障時の対応方法や費用も比較要素にしてください。

明るさが増し、寿命も延びる

以前から明るいLEDもありましたが負担が強く寿命が短くなるばかりか、画質がとても残念なビジョンもございました。

長寿命+高画質は高額でしたが、機械の進化で※金線などに変えても以前ほど金額の差もなくなってきています。

金線とは

金線とは、LEDビジョンの製造工程には銅線、金線があり金線は腐食などに強く寿命も長く輝度の低下も少ないのです10年間ほとんど変わらないといわれてます。

  • 通常、カタログには記載ありませんが重要です

金線、銅線を他の素材で例えるとステンレスと鉄です。
LEDピッチも重要ですが、数年すると輝度がLEDピッチより重要になることがあります。

金線と銅線の配置でコストが抑えられる。

設置する場所、距離などで異なるので一概には決めることは出来ませんが、外部は金線を推奨、雨風、埃の当たらない内部は銅線でも充分でも良いケースは多くあります。

LEDビジョンが進化することにより、製品以外の価格も下がりお求めやすいコストになってきております。
輝度はLEDピッチより重要になケースもあるくらいなのでぜひ今後の目安としてください。

さいごに…今後、日本でもさらにLEDビジョンの設置が増加する

需要が多いと競争が激しくなり、より優れた商品が開発され技術やアイディアの進化が加速されます。
お客様の要望も多く集まり製品だけではなくサービス、映像なども改善が進みます。

導入の遅れている日本では入らない情報や応用方法、マーケットの進化も肌で感じましたが、最先端のデジタルサイネージを見学し日本でもまだまだデジタルサイネージの導入が進むだろうと確信しました。

岡村社長

様々なデジタルサイネージの中から、御社にとって最適なご提案を致します。
無料相談見学会を行っておりますのでお気軽にどうぞ。

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